宮崎観光

そんなこんなで、船で宮崎へ。
船旅は、愛媛に行った時以来だなぁ……あの時はネットで同士集めて「団体割引に挑戦!!」とかやったっけ(笑)

そんな宮崎、今回で二度目です。
が、ちゃんと観光するのは今回が初めて。
古事記編纂1300年の記念ツアーだとかで、各地で歓迎セレモニーがあったり、市長さんの挨拶があったり、地元のテレビカメラが取材に来てたり……

ニュースで流れたり……(笑)

私はそのニュース見てなかったんですけど、ツアーに参加していたお母さんが教えてくれました。

「映ってたわよ!!!」

って……ww
恐らく、馬の背あたりだなぁ。
  
私の横にカメラいましたもん(^^;


てゆーか、そんな大ごとだったんですか!?このツアー。


古事記とかの古典は私の好きな世界でして。
天孫降臨から神倭伊波礼琵古命神武天皇として都に上るまでの所縁の地を廻る、といった内容でした。

で、いろいろ神話も聞かせてもらうのですが。
勝負事のお話なんかだと「だまし討ちで勝つ」話が多くて(騙される方が間抜けという概念らしい)日本の神ってせこい、とか思ってたんだけど(←ww
それ以外にもつくづく「日本神話」って男に都合よくできてるよなーと(笑)

邇邇芸命と木花之開耶姫とそのお姉さんの件は大まかには知っていたけれど、容姿の美醜だけで姉の方を追い返したり、一晩契っただけで身ごもった木花之開耶姫の腹の子を「一晩で身ごもるなんておかしい。それは俺の子じゃない」とかほざいたり。
そんなこと言われたのに、邇邇芸命の子であると証明するために命がけで出産したり。
今の時代、邇邇芸命みたいなことを言おうものなら「あんたサイテー」で終わりですよ。そんな男のためにそんなことまでして添い遂げる女なて、現実にはいませんよ。

そんな話を聞いた後だから余計に、平清盛の末孫の鶴冨姫と、平家の落人を討伐に来た源氏方の那須宗久の話がね。
鶴冨姫のお腹の子供に対して「我に心当たりあり」と書面まで残すその潔さがね!!

神代に浪漫を馳せるより、那須宗久の男っぷりが印象に残ったツアーでした。


……あれ??ツアーの趣旨……(笑)


あ、でも天孫降臨の高千穂岳とか、すごい綺麗でしたよ。

頂上にある天逆鉾奈良時代には存在が確認されていたとかで、ってことはそれより以前に誰かがてっぺんまで登ってぶっ挿して、それを坂本竜馬が引っこ抜いた……

なんとも壮大な歴史です。