久々にアニメ感想なぞ。

ガンダムAGE

前評判?で「子供向けガンダム」とか言われてて、確かに絵のタッチとか、等身のバランスとか、メカのデザインとか、確かに子供向けだね〜〜って感じで、7割方期待しないで(←)見てました。
今は、五分五分……かな。

親子三代って設定が、今までになくて面白いかなーとも思うし、それだけベイガンによる地球侵略にインターバルがあるってのもリアリティあるかなーとも思うし。
準備とか、根回しとか、いろいろあるじゃない。ドンパチやるだけが戦争じゃないじゃない。

ただね。
セム編以降のフリットが、ムカついて仕方ない(苦笑)
あんなに一生懸命だった少年が、なんでこんな頭の硬いオッサンになってるんだよと。キオ編に至ってはただの頑固で偏屈な爺さんじゃねーの?と。

確かにね。そんな風に成長してしまった原因は判るんだ。
家族も殺されて、大事にしていた少女を利用されて殺されて(でも、恐らくその娘もなんらかの事情で地球側にいたベイガンだよね?デシルやゼハートの関係者じゃないのかと思うのだけど)、その所為でベイガンに対する恨み倍増なんだよね。

ベイガンが地球侵略の為に大勢を殺してるのは事実だ。
じゃあ何故ベイガンはそんなことをしなくてはならなくなったのかを、フリットはもっと真摯に考えるべきだと思うんだ。少なくとも、今のところそんな描写はされてない。ちゃんと考えているのなら、「ベイガンは人じゃない」とか「殲滅してやる」とか、言えないと思うんだ。

彼らは確かに「人」だよ。
昔、火星への移住計画に失敗して、地球から見捨てられた人類だよ。

そんな彼らに地球に帰ってくるなと言うのだろうか。死と隣り合わせにあるような過酷な環境の星に引っ込んでろというのだろうか。彼らに安全な場所で安心して暮らす権利はないというのだろうか。

地球側が彼らを見捨てたりせずに、その辺の対応をちゃんとやっていれば、こんなことにはならなかったはず。
フリットの思考回路はその辺りの責任を棚上げして、ただただベイガン憎いって感情だけで動いてるようにしか思えない。

フリットによって偏った「洗脳」がされていないか、心配で仕方ない孫の代の「キオ編」。解決の鍵は、現在行方不明中のアセムではないだろうか。

セムは単純に父親であるフリットに対する反抗心が強かったし、ゼハートというベイガンの親友もいて、柔軟な考えが出来るのではと期待。