花組公演「復活」観てきました

最近は友達の方がすっかり詳しいので、直前まで自分が何組観るのか判ってなかったのですが……ええ、ホント直前まで。
席に着いて、アナウンス聞いて、「花組か〜」とか(←
そのアナウンスでは原作とか演出とか指揮の紹介がされるんですが、そういえば私、前回来たときに次の花組トルストイ原作だって告知で見て、行きたいって言ってました(^^;
思えば、私が始めて宝塚を見たのもトルストイ原作の「戦争と平和」でした。


冒頭で「カチューシャ」歌ってて、ロシア民謡って好きだな〜と思いながら聴いてたんですが、主人公の一人の愛称が「カチューシャ」ってとこに引っ掛けてた演出だったのかしら。
でも「Ekaterina」がなぜ「Katyusha」??と思って調べたら、指小辞表現で「可愛いお嬢さん」といったような意味があるんだとか。
では指小辞(指小語)とは?
親愛感を表すために語尾に用いられるもの。英語では「TED」が「TEDDY」「JAMES」が「JIMMY」といった具合。
ロシア語では「Nataliya」→「Natasha」は判るとして、「Aleksandra」はどこがどうなって「Sasha」?文化って面白い。


戦争と平和」もそうだけど、ロシア文学って堅苦しい印象があったけれど、こうして舞台として観ると結構すっと溶け込めるかも。舞台用に判りやすく解釈しているのかもしれないけれど、日本人受けしそうだなと。
この「復活」も日本で何度か映画化・ドラマ化されてるみたいで、宝塚でも以前「カチューシャ物語」として上演されてました。春日野八千代さんの時代!!


宝塚的に恋愛要素強めに演出されていたけれど、原作はどうだったんだろう。
ネフリュードフはカチューシャに贖罪の気持ちはあっても、それが恋愛までにはなってないんじゃないだろか?とか。
あと意外だったのが、ネフリュードフがカチューシャとの結婚を言い出したときに、周囲の誰もが「商売女」との結婚に反対はしても「貴族との身分違い」を理由に反対はしなかったこと。むしろ「カチューシャが結婚を断ったらどうするの?」と心配していたこと。
これは当時のロシアがそうなのか、トルストイだからこうなったのか。
単に私の持つ貴族社会のイメージなだけなのか。

……気になる。

ということで、原作を読んでみようと思った次第。
戦争と平和」は長編だし登場人物めちゃめちゃ多いので作品紹介読んだ時点で挫折したんですが(苦笑)、まずは「復活」を読んでみようかな。


そうそう。
今度、涼紫央さんがバウ公演やるので観に行きたいなー。
と思ってちょっとWikiってみたら、彼女も「戦争と平和」を見ていたらしい。なんか勝手に親近感ww